幸せおたく生活

コンユ:雑誌Esquire インタビュー part1訳

ふぅ。part1で5時間15分かかりました。

とりあえずpart1の訳です。

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元記事

コンユの心はまだ少年 Part.1

 

ラルフローレンパープルラベルを着た彼の心はまだ少年のままだった。釣りとバスケットボールの話に興奮したその眼差しは、少年そのものだった。

 

YOUNG AT HEART

 

Q.こんなに愉快な現場は本当に久しぶりでした。バラエティの現場のように爆笑するのを見て、イケメンが冗談も上手いと周りもこうして楽しくなるんだなぁと思いました(笑)

 

A.(笑)そんなに爆笑してませんよ。実はパク・ジョンハフォトグラファーとは初めて作業したんです。

 

Q.元々知ってる間柄のようですね。

 

A.ホン・ジャンヒョンフォトグラファーの下でアシスタントをしている時から知っている人たちです。何しろみんな幼い時から見てきた弟たちが、今は黙ってあちこちで写真の作業をしているでしょ。ヒジュンもそうだし、ジョンハもそうだし。ヘアサロンも同じです。1つのサロンにずっと通っていたら、院長の下にいた人たちが今はみんな有名なヘアデザイナーになっています。時々そんな人たちのギャラがすごく高くなったという話を聞くと、感心する気もするし、妙な気分です。

 

Q.どうりでカメラマンがピアノの下に体を丸めて入れって言ったら、体を丸めて入りましたね。その上カメラマンを見る、その愛情のこもった眼差しまで・・・。

 

A.知らないフォトグラファーだったとしても、望む事があったら全部やるだけやってみますよ。本当に僕が嫌でできないほどじゃなければ。そんなに難しいことでもないし、どうせ一緒に作業をするんだから。

 

Q.それにしてもこの由緒あるホテルと、ラルフローレンパープルラインの融合が良かったです。

 

A.僕も初めて入った瞬間からラルフローレンパープルラインと、とてもよく似合うと思いました。

 

Q.コンユの演技を見られない時間が長くなっていて、残念だという人がたくさんいます。

 

A.映画〈徐福〉(4月15日公開予定)が公開するはずだった時期をとっくに過ぎてしまったんですよ。誰も恨むことのできず、僕だけでなく全ての人たちが経験している状況なので、残念だけれど、受け止めなければならない現実でしょう。今現在撮影している作品も、もうすぐ終わるし、特別出演で登場した〈ワンダーランド〉もすでに撮りました。もうすぐ1つずつ作業しておいた作品たちが公開されます。自信はありませんが、いい作品で次々とご挨拶できるかと思います。

 

Q.「コンユの年」が再び繰り広げられるかもしれないですね。2016年でしたか?〈トッケビ〉が放送された年に〈男と女〉に続いて〈密偵〉〈新 感染ファイナルエキスプレス〉がどっと出たでしょ。2021年はいくつですか?

 

A.〈徐福〉まで合わせると3個でしょう。〈徐福〉、特別出演した〈ワンダーランド〉そして今撮っている〈静寂の海〉までです。

 

Q.〈静寂の海〉は主演作じゃないですか?

 

A.はい。〈静寂の海〉は,僕とぺドゥナさん以外にも宇宙隊員で何人か出ます。Netflixではこの冬を考えているようです。Netflixも映画市場のように,夏,冬を大きく見ているようなんですよ。テントポール(夏と冬の繁忙期をテントの支え棒に例えて言う単語)時期に推す計画だと聞きました。

 

Q.良いニュースですね。初になる〈徐福〉の話をしてみましょう。2月にピアニストのキム・ソンウクさんと会ったのですが、ソンウクさんは単独公演が2020年から3回も延期になって、年を超えてしまいました。だけど,延期になるたび「演奏が変わってたよ」と言っていました。映画は記録芸術ですが,公開が延びると俳優の心境や観点にも変化が生じることもあるかもしれないと思いました。

 

A.実は僕もまだ完成した映画を見てないんです。観客たちと同じで、映画がどう撮れているのか気になる立場です。だけどこれまでの経験で答えられると思います。実は僕が演じた大部分の作品では、俳優が役を任される時、作品が出た時、そしてその作品を観客に披露する時、それらの時期を経験しながら、僕の観点は大きく変化しません。この映画はやはり最初にシナリオに出会った時と、今この映画を見た観点に大きな変化がある部分はありません。僕が初めて見て解釈して、受け入れた部分がこの映画が終わるまでずっと続くんです。中間に何か心境の変化が生じるとか、他の解釈や他の観点が生じて「あれ?これを僕がこうやって演技したらダメだったかな?」というような考えは、特にしたことがないと思います。だけど、おそらく監督はちょっと違うみたい。監督は文章も書いて、この映画を作った演出の立場だから、そんなふうに考えるかもしれません。例にあげられたピアニストは、監督と似たポジションじゃないですか?僕はそう思います。

 

Q.以前何度も公開が伸びている映画を見て「ドラマじゃなくて良かった」と思ったりしていました。ドラマは1年延びたら本当に変えなければならないものが多いじゃないですか。

 

A.全部が事前制作なら本当にそうでしょう。反面、事前製作する場合もあるけれど、だから僕と作品を一緒にしたキム・ウンスク作家は全部事前制作よりも「反事前」の方が魅力的だということも言ってました。その時その時、当時の流れを反映することができるから。

 

Q.私は〈徐福〉を見てませんが、あるインタビューですごく詳しく出ていたんですよ。

 

A.そうなんですよ。それが唯一の公式インタビューでした。ボゴム(ソボク役のパク・ボゴム)さんが軍隊に行かなければならなかったんですよ。ボゴムさんがまだ軍隊に行く前に撮影とインタビューを終わらせなければならないから、映画誌と事前に日程を決めていたんです。初めは映画の公開が決まった12月よりも少し前の昨年7月に行ったインタビューです。

 

Q.そのインタビューでこの映画を「人間の生と死について話している作品」だと説明していました。

 

A.簡単に考えて簡単に砕いて言おうとして言ったワーディング(言い回し)ですが、その言葉そのままだと思います。人間の生は限りがあるじゃないですか。むしろ限りがあるために欲望を抱くようになるし、恐れを感じるのではないかと思いました。その有限感を避けることができないのが人間の宿命なんですが、そこから逃げたがるのが人間ではないか。何かすごく大袈裟だけど、そんな話をシンプルに縮めたのが、このワーディングなんですよ。

 

Q.そうみるとギホン(〈徐福〉でのコンユの役)は余命宣告を受けた限りある人生を代表していて、クローン人間のソボクは無限のために作られた存在じゃないですか。明確に現れてますね。

 

A.僕はそのコントラストがおもしろかったです。その設定自体が。

 

Q.また、人間が持っているほとんどの欲望は、人間の生に限りがあるために作られたという話をよくしますね。

 

A.それが監督が言おうとしていた言葉に近いんだと思います。この作品がサイエンスフィクションというジャンルを引っ張ってきて、実は外見はテントポールを狙ったブロックバスター(超大作)の姿をしていますが、監督が言いたかった話は哲学的な話だと思います。その当時僕が検討していたシナリオの中で1番難しく、またとても奥深かったんです。この外見の中に入っている中身が、その本質が映画的にうまく作られればいいなという願いでいつも作品を始めます。もちろん同時に、そうならないかもしれないという不安感もあります。いつも挑戦しているわけです。それでこの映画の本質は、僕が願っているほどに観客たちにちゃんと伝わって欲しいし、伝わらないとしても「挑戦するほどの価値があって、やる価値のある話だ」と判断しました。

 

Q.コンユの役である「ギホン」が読者たちに、監督のメッセージを伝えるメッセンジャーのように登場すると言っていましたね。ナレーションとして登場するという話ですか?

 

A.「メッセンジャー」という話は、僕が言ったことではないです。ただ、若干映画の中でギホンのポジションが観客たちを案内する司会者の役のように描かれたりしていて、完全に間違った言葉ではないです。僕が理解している映画の構造は観客たちがギホンという人物について行きながら、ギホンの立場からソボクを眺めることになります。そして結局は映画のクライマックスで「自分がもしもギホンなら、あの状況でどんな判断ができるだろうか」という考えることになるでしょう。あるインタビューで「観客たちに感じて欲しいのは、僕の気持ち」だと言ったことがあるんですよ。おそらくこの言葉を「メッセンジャー」と解釈したんだと思います。

 

Q.この言葉だけ聞いても楽しみなポイントが何個かありますね。公開後にどんな反応があると予想するのか気になります。賞賛一色なのか、好き嫌いが分かれるのか、論議の的になるのか。

 

A.僕の考えでは、多分好き嫌いが分かれると思います。「パク・ボゴムとコンユが撮影して〈建築学概論〉のイ・ヨンジュが監督をしたんだなぁ、その上SF映画でアクションもあるんだ」と娯楽的な期待に観客たちが閉じ込められていなければいいなと思います。華麗なアクションのSF映画を期待してる観客たちには、ちょっと違うと感じるかもしれません。ブロックバスターサイエンスフィクションジャンルの外見を帯びていますが、この映画の本質は人間の生と死についての話です。

 

Q.ボゴムさんの話が出たので。各自の世代を代表するトップスターが出会ったわけですよね。彼はどうでしたか?

 

A.歳の差が少しあったので、パク・ボゴムという人を見ながら、この歳の時の自分自身を考えることになりました。一緒に会って作業をして、横で観察してみると、「僕がこの歳の時どうだったっけ?」と回想しました。初めて会って作業した関係だけれど、僕が通り過ぎたあの年代を思って「今ボゴムはどんな考えをしていて、どんな心がけで俳優をしているのか?」と思いながら生じる、一種の連帯感があります。余計な老婆心もありますし。彼が表面ではすごく凛々しくて、明るくいつも笑顔でいるように見えるけれど、その内面にこの子が持っている悩みが、間違いなくあるだろうという思いです。だけど、人にそんなそぶりを見せず、1人で抱えていることがあるだろうとも思います。

 

Q.考えてみると「世代を代表する主演級俳優」同士は、本当にごく少数の人だけがわかる共感があるのでしょうね。各世代別に挙げると、韓国でほんの10名になるかならないかですから。その上コンユさんはその世代を全部通ってきた人ですし。

 

A.そうなんです。明らかに共感するところがあります。正確に100%一致するわけではありませんが、「彼が言わなくてもこんな悩みをしているんだろう」まぁ、そんな考えを自然とするようになるんですよ。僕がその歳の時楽しめなかった事をこの子はもう少し気楽に楽しみながら、この時間を過ごして欲しいと思い、横で暖かく見守って眺めるようになったんだと思います。

 

Q.どんなお願いをしたいですか?

 

A.ボゴムさんは大衆たちが見ているイメージそのままです。正しい生活男と言いましょうか?かと言って、俳優としての欲がない訳ではなく、配慮に溢れているけれど、意地もあります。とても柔軟な意地を持っています。ボゴムに口癖のように言う言葉があるのですが、「1人で全て背負う必要はない」と言う話は2人でいる時よくしました。すごく行きすぎた配慮は、その人を消耗させます。本人がすでに疲れ果てていることも知らずに自ら習慣のように「大丈夫だ」と思うことです。やりたい事を全部して、我慢しすぎず、怒りたければ怒って。そんな話をたくさんしました。

 

Q.コンユだからできる話ですね。パク・ボゴムさんの所属事務所に本を1冊送らなければなりませんね(笑)今回の作品はパク・ボゴムとコンユの初共演であり、しかもCJ ENTで初めて映画館と同時にOTT(TVing)を通じて公開する作品でもありますよね。

 

A.そうなんです。今までこんな事なかったでしょ。初めてですよ。コロナがもたらした初めてです。俳優を長いことしていると、いろんなことが起こるようです。実は慣れないです。今この状況に。

 

Q.そこで、またスクリーンという物理的形態を楽しむ映画マニアとしては、映画館というフォーマットが衰退するのではないかという憂慮もあります。

 

A.そうだと思います。僕もそれがすごく寂しいのですが。映画館がだんだん減って行くようで、特に大型映画館、マルチプレックスが消えるのではないかと思います。むしろマルチプレックス以前にピカデリー、團成社があった時代に戻るのではないかとも思ったりもします。そしてもっと遠い未来には、いつか映画館に人々があえて行かなくなるのではないかとも感じます。なので、ちょっと悲しいですね。

 

「コンユのグラビアとインタビューのフルバージョンはEsquire4月号で確認することができます。

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