コンユの部屋

コンユ:W korea「私は結果よりも過程が重要な人間です。いつもそうでした」 【日本語訳】

元記事

1年前に会ったコンユはNETFLIXシリーズ「ゆっくり強烈に」の軌道に乗りだした直後だった。

コンユとソ・ヒョンジンがNETFLIXシリーズ「トランク」の広報活動を終え、「イカゲーム」のシーズン2の余震が残っているころだ。自らを「イカゲーム」という作品の境界人だと思っていたコンユは、静かに次の作品へと移っていったが、彼から「メンコ男」をめぐるストーリーを聞くことができる運のいいタイミングだった。

マガジンの時計ではすでにはっきりとした春、現実は冬大詰めの寒さが和らいでいない時期。その時始まった「ゆっくり強烈に」の撮影はまる1年を費やし、終止符を打った。コンユは初めて、四季を通じて作り上げていく長い呼吸の撮影を経験した。1960~1980年代、韓国エンターテイメント社が胎動する時期を背景とする22話のドラマには、ソン・ヘギョとコンユを中心に、キム・ソリョン、チャ・スンウォン、イ・ハニが出演する。パティ・キムやユン・ボクヒが米軍部隊基地で公演して座中を掌握した舞台の資料を調べてみると、今日のK-POP全盛期を生んだテンションと才能のDNAが、その時代から続いてきたものなのではないかと思う。ともすると野蛮だったその時代の芸能界で、夢と希望を追っていた人間たちを通してノ・ヒギョン作家が描きたかった濃いストーリーは何なのか?

コンユのフィルモグラフィを見るたびに、彼はすべてを持っている俳優だと思っていた。2000年代のある時期を定義づけるほど強く香っていた青春もの、ロマンティックコメディや伝統的メロ、壮絶感をはらんだアクションもの、日本統治時代の独立運動を扱った時代劇、社会的な意味が込められた作品、SFジャンルまで、コンユが選択してきたストーリーの中には偏りがない。彼が「父親」としてゾンビに立ち向かうストーリーは、カンヌリュミエール大劇場で上映され、一千万人の観客を引き付けた。彼はさらに「神」をも分析してみせ、彼がついに悪人の顔を見せた作品は歴史を新しく書き換えた。しかし近現代を背景にしたレトロなコンユはまだ見たことがない。作品を確認するには、季節と季節を過ぎ、再び寒くなるまで待たなくてはならないが、その時代を生き抜いたコンユの姿が想像の中でちらつく。コンユは今「トング」という人物から目覚めようとしているところだ。

「今回のグラビアを撮影しながらルイヴィトン2026秋冬メンズトランクエディションを初めて着用してみました。ミニマルでほのかなのが、私によく合っていると感じました。だからグラビア作業がより気楽にできました。はい、1月にパリでルイヴィトンのショーを見てきました。ファレルがセットの中に家を建てたんですよ。ショーの始まりと終わりにはモデルたちがその空間を活用していました。いつものように、目と耳で楽しむショーでした。私はあるブランドのモデルである前に俳優が本業なのですが、世界的なブランドの顔になったということは、もちろん嬉しくありがたいことです。今でも不思議な気持ちがしますが。

キム・ジョーンズ、ヴァージル・アブロー、ファレル・ウィリアムズいたるまで、ルイヴィトンを通じてすばらしいディザイナーに会えたという点が楽しく、自分なりにちょっと誇らしい気持ちにもなりますね。デザイナーそれぞれの傾向や違いを見つけるおもしろさがあるとでもいうか。仕事である都市を訪問した時は、どこに行っても同じように過ごして帰ってくることが多いです。個人的な旅行とはバイブが違うからか、余裕ができれば適当に休んでからちょっと歩いて、食べて、行く所だけ決めておいて動くという感じです。今回のパリ行きでは、偶然知ったウィスキーバーが記憶に残っていますね。価格帯がすごく高いのが難点だったけれど、オールドボトルウィスキーを見学するのはかなり楽しかったです」

「私の2025年は「ゆっくり強烈に」が全てだと言ってもいいと思います。数日前に知人にこう言われました。私がまだ「トング」のようだと。トングという人物の熱い血が、未だに私の中に残っている感じがします。トングのすべての表情が、1つ1つ鮮明に思い浮かびます。幸せ、絶叫、怒り、涙まで。作品の撮影を終えてからあまり時間が経っていないので、1年間愛情を注いできたトングを徐々に送り出しているところです。さみしさや残念さが共存しているけれど、もう終わったんだということを少しずつ実感しているようです。強烈だったパク・トング、じゃぁね、元気で!

最近のようなショートがあふれかえっている時代に、実に全22話のコンテンツを作ったということ、それもNETFLIXで。意味のある1歩だと思います。1年四季を経験して作っていく、このような長い呼吸の作品は、私も初めてなので体力的にも情緒的にも簡単にはいきませんでしたが、それでも1つ1つのシーンに心を込めて詰め込みました。1960~80年代が背景の時代劇を、すごくやってみたかったんですよ。私のフィルモグラフィに「ゆっくり強烈に」と「トング」を刻むことができて、すごく嬉しい気持ちです。私を含む私たちみんな、本当にご苦労さま、よくやった!心から称えたい!」

「MBC「コーヒープリンス1号店」が2007年の夏の放送だったので、「ゆっくり強烈に」でイ・ユンジョン監督とはほぼ20年ぶりに再会して仕事をしたんですね。時間はずいぶん流れたけど、私たちはお互いに特別な変化は感じませんでした。現場でたびたび聞こえてくる監督の笑い声が私をときめかせたし、昔のように頼りにしながら楽しく作業しました。2人とも心は老けていないので、嬉しくて大切な時間でした。監督は相変わらず憎たらしかったりもしました(笑)幼稚な年齢攻撃をし合いながら、ふざけられる仲なんですよ。ムズムズするような恥ずかしい言葉は面と向かって言えないから、良いことを伝えたいときは、普通メールで伝えたりします。

ノ・ヒギョン作家とは今回の作品で初めてご一緒しました。信じてくださる分、良い演技で報いたいと思いました。難しい台本でしたが、それだけ現場で1シーン、1シーン完成させる達成感がありました。撮影が全て終わった後、俳優として少し成長したと感じたりもして。作家さんが私にメールで、認めてくださったこと、これからの活動に対する期待、応援と支持を込めた言葉を送ってくださり、感動しました」

「私は結果よりも過程が重要な人間です。いつもそうでした。作品1つを完成するために多くの人が各々の位置で最善を尽くします。美しく素敵な仕事だと思います。1つの作品で充実した後には結果に執着しないようにしようと、しょっちゅう思います。作品が成功するかどうかは関係ありません。現場で感じる苦痛や悩みは、俳優にとって幸せなことです。それ自体が成就でもあります。俳優としての幸せと成就でもある悩み以外は、気にしないように努力します。そうやって流れてきました。気にしたからといって変わらないことにあえてエネルギーを使わず、私が使える場所だけに集中しようと。年を重ねるごとに、よくそう考えるようになりました」

「年を重ねることに関しては、ただ「そういうものだ」と思います。私だけが年を取るわけでもないし(笑)特に止まってほしいとも思わないし、昔に戻りたいとも思わない。ただ理に従って流れていくんですよ。現場で一緒に仕事をするスタッフたちの年齢が段々若くなっていき、甥っ子姪っ子くらいの子たちが、ひたすらかわいく見える時「年を取ったな」と思います。一生懸命、誠実に最善を尽くす後輩たちを見ていると、お餅を1つあげたくなるおじさん、お兄さん、お父さんの気持ちです。世代を超越したというか、そんな作業環境が業界の魅力でもあります。年齢に関係なく、皆が1つの目標に向かって進んでいるんです。一緒に仕事していきながら彼らの感性を感じ、互いにやり取りしながら。おかげで自然と年齢を忘れることもあります」

「釣りができなくなって1年以上たったと思います。youtubeを見て代理満足をしています。作品の撮影期間には、途中で時間が少しできても、どこか遠くに出かけることはありません。初めて飲むウィスキー一口の幸せ。youtubeでクラシックカーや限定版の車のような、好きなレア車両のエンジンサウンドを聞くこと。去年1年間はそうやってささやかな楽しみを探して、頭を冷やしていました。そんな中、強烈に残った作品があるのですが、私にとって「2025年の映画」と言えるポール・トーマス・アンダーソンの「ワン・バトル・アフター・アナザー」。本当にヤバい映画でした。急いで映画館に向かった映画でもあります。」

「今年でデビュー25年年目なのですが、だんだん私個人の人生と演技人生が互いに近づいている感じがすることがあります。コン・ジチョルとコンユの人生が互いに似てきたというか、まるで一つに重なりあうような…それでいて一方では演技も人生も手放し続けて、殻にしていきたいと思っています。時々考えが過ぎてしまうこともあるけれど、それでも「自分を恨むのはやめよう」という姿勢を保とうと思います。

2026年に対する願いがあるならば、いつもそうであるように誠実で善良な人たちが福を受ける世の中を期待します。真実が勝利する世の中を夢見ます。キャラクターのせいか一時普段の自分よりも少し舞い上がっていたかもしれないけれど、またちょっと落ち着いてきた気がします。撮影終盤には地方をあちこち彷徨って寒さと戦いました。そうして12月31日と1月1日、せっかくの貴重な撮影の休みだったので、何もせずに休むのに忙しかったですね。やっぱり家が最高!自分のベッドがさいこうだと感じながら!そのあとコレクションのためにパリへ行ったのが全てです。そろそろ次の計画を立ててみましょうか?」

 

以上です。

立ててください~

いつでも作品待ってます!

 

 

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